グルメ
2015.08.01
医食同源!栄養価のある中華スイーツでヘルシーに
中華スイーツの魅力は、メニューのバリエーションと、それぞれの奥深い味わいにあります。また、素材の味がしっかりと堪能できる、素朴なものが多いのも特徴です。スイーツなのにたくさんの栄養素も摂れるので、ヘルシーなのもうれしいところ。今回は、中華スイーツの栄養価についてご紹介します。
ゴマ団子
周囲にゴマがギッシリとまぶされ、中にはくるみ入りの濃厚なあんが詰まったゴマ団子。香ばしい香りや食べやすい一口サイズも手頃で、人気のある中華スイーツです。最近では冷凍の状態で購入することもできるので、中華料理店だけでなく自宅でも気軽に楽しめるようになりました。
ただし、油で揚げてあるのでカロリーが低いとはいえないでしょう。しかし、そこに含まれる栄養価、特にエイジングケアに有効な成分は見逃せません。
ゴマのセサミンで酸化防止
ゴマに含まれる代表的な栄養素セサミンは、抗酸化作用があり、エイジングケアに欠かせない栄養素。体内が酸化することで起こるさまざまな老化のサイン、細胞の劣化を防ぐ働きがあるのです。そのため、美容によいだけでなく、動脈硬化などの成人病の改善にも役立つそうです。
くるみは女性にうれしい成分の宝庫
くるみには、他のナッツ類と比べて豊富なポリフェノールが含まれています。強い抗酸化作用が期待される栄養素です。ポリフェノールは悪玉コレステロールを抑制して、心臓病のリスクを減らす働きがあります。
また、くるみに含まれるオメガ3には、女性ホルモンのバランスを整えたり、肌の細胞の活性化を促したりする働きがあります。女性にうれしい栄養素の宝庫です。
杏仁豆腐
冷たくツルンとした食感に、ほんのりとした香りが上品な杏仁豆腐は、さっぱりとした中華スイーツの代表選手。
アンズの実の固い種の部分を割ると、中から白いものが出てきます。これが「仁」と呼ばれる杏仁豆腐の原材料です。杏仁は、漢方薬にも使われるほど薬効に優れています。
なかには大量に摂取すると危険な薬効成分もありますが、杏仁豆腐に加工する過程で失われるので心配無要です。
杏仁には、利尿作用や便秘解消などの働きが期待できます。また、咳止めや痰(たん)を切る成分もあり、風邪のときに摂るとよいようです。風邪で食欲がないときでも、冷やした杏仁豆腐なら食べられそうですね。
楊貴妃も愛したクコの実
真っ白な杏仁豆腐にちょこんとトッピングされている真っ赤なクコの実は、見た目にも美しいもの。しかし、飾りとしてだけでなく、スーパーフードとして世界中で注目される食材です。
中国では古くから薬として珍重されてきたもので、なんと楊貴妃も1日3粒のクコの実を食べることを日課にしていたとか……。
クコの実にはビタミンCやポリフェノールが豊富で、美白やシミ・シワの防止に役立つとされています。
タピオカ入りココナッツミルク
タピオカのプチプチ、モチモチとした食感に、ココナッツミルクの甘い香りやコクにファンも多い、タピオカ入りココナッツミルク。ココナッツミルクは最近注目されている美容にうれしい食材です。
ココナッツミルクは植物性のミルクで、中鎖脂肪酸を豊富に含んでいます。体脂肪になりにくいので、ダイエットに取り入れる人もいるようです。
タピオカは炭水化物なので、食べ過ぎはよくありません。しかし、カルシウムも含まれることから、骨を丈夫にしたり、糖質の代謝を促したりしてくれます。また、カリウムも含まれるので、水分を体外に排出してむくみを取ってくれるでしょう。
おいしいだけじゃない中華スイーツの魅力
美容にうれしい成分のある食材を使った、中華スイーツ。医食同源の国、中国がルーツだけあり、漢方薬としても使われるような食材が取り入れられているのもうれしいところです。中華街で食べ歩きの締めに、ヘルシーな中華スイーツをぜひどうぞ!