世界チャンピオンの本格中国料理店

横浜中華街をもっと知ろう〜中国に関する豆知識〜

観光

2016.03.01

横浜中華街の中に水族館?

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意外に思われるかもしれませんが、横浜中華街の中に水族館があるんです。中華料理の名店と共に人気スポットになっているという水族館の名前は「ヨコハマおもしろ水族館」。本当におもしろいの?どこがおもしろいの?ということで、実際に訪ねてみました。

ヨコハマおもしろ水族館の歴史

ヨコハマおもしろ水族館は、2004年7月にオープン。当時は、吉本興業によるプロデュースで、「よしもとおもしろ水族館」という名称だったそうです。2013年5月に現在のヨコハマおもしろ水族館に名称変更されました。場所は善隣門からすぐ。中華街大通り沿いにあります。

館内は「おもしろ水族館」、「赤ちゃん水族館」の2つに分かれています。おもしろ水族館は中国の南の島の小学校を、赤ちゃん水族館は幼稚園をモチーフにしています。家族連れで訪れても、カップルで訪れても、それぞれが思い思いに楽しめる水族館といえるでしょう。

館内でおもしろい!を探せ

水族館の中に入ると、小学校の玄関先に置かれているような木製の引き戸がついた下駄箱型の水槽が並んでいます。一つひとつの水槽は小さめですが、水草が浮かび、サンゴが置かれた中で魚たちが泳いでいるような、ごく一般的な水槽とは少し様子が違います。さらに進むと寿司屋の店内を表現した「寿司屋水槽」や、たこ焼きが焼かれた鉄板の上にタコが泳ぐ「たこ焼き水槽などが登場。館内は、この「たこ焼き水槽」をはじめとするちょっと笑えるギャグ水槽や、楽しい実験水槽でいっぱいです。

「次は何だ」、「これはシュールすぎるでしょ」と思いながら水槽をのぞき込みますが、魚たちは優雅に泳いでいるばかり。何も答えてくれません。おもしろい設定でも泳いている魚たちはもちろん本物。約400種類の魚たちが見られるそうですよ、念のため。 

また、入館する際におもしろペンというものを手渡されるのですが、各水槽にクイズが用意されていて、そのおもしろペンを使って答え合わせができるという仕組みです。おもしろペンを使って、どんなふうに答え合わせをするのかは実際に訪れてのお楽しみ。ヨコハマおもしろ水族館は、こうした来館者を飽きさせない工夫、「おもしろい!」「なんだこれ?」と思わせるような小さな仕掛けがいっぱいです。

おもしろいぞ、海の生き物

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なんといっても、この水族館の目玉は白いオオグソクムシです。オオグソクムシとは、日本最大の等脚類。全長が10センチから15センチくらいになるそうです。等脚類の仲間はというとフナムシやダンゴムシなので、1センチにも満たないようなサイズの等脚類が多い中で、この10センチを超えるサイズは大きいといえますね。オオグソクムシは、普段は水深150~600メートルという深い海の底で生活しています。

水槽の中の白いオオグソクムシを見ると、美しい乳白色をしています。グロテスクな容姿なのですが、つい見入ってしまう不思議な生き物。体を覆っている甲羅のようなところは堅いのか柔らかいのかと気になったら、オオグソクムシのタッチプールもあるので、触って確かめたいという方はぜひお試しください。

薄いレンガ色をしたオオグソクムシではなく、白いオオグソクムシは非常に珍しく、ヨコハマおもしろ水族館の名誉館長の長谷川久志さんと深海プロジェクトディレクターの長谷川一孝さんが発見。日本で初めて捕獲に成功したそうです。

あなただけの笑いのツボを横浜中華街で

横浜中華街の中にある小さな水族館はお子さまにも優しい水族館で、名前の通りのおもしろさがありました。横浜中華街に水族館があるという意外性もあって、人気のスポットになっていますが、中華街散策の途中にふらっと立ち寄って、あなただけの“おもしろポイント”、笑いのツボを見つけてみてください。

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