観光
2016.04.01
横浜港の歴史を知るならここ!
横浜港は、開港して155年以上の歴史を誇る日本最大級の港です。何度も訪れている横浜港ですが、その歴史をご存知でしょうか?この場所に行けば横浜港が丸わかり!なスポットをご紹介します。
横浜みなと博物館はどこにある?
横浜みなと博物館は、根岸線桜木町駅からすぐ。帆船日本丸が目印の日本丸メモリアルパーク内にあります。横浜みなとみらい21を訪れた方なら、一度は日本丸メモリアルパークに足を運んだことがあるのではないでしょうか。
横浜みなと博物館は2009年4月24日、横浜港開港から150年の節目に誕生しました。
帆船日本丸の前に広がるアリーナ側が入口になっていますが、反対側の横浜港に面するほうは、なだらかなスロープ状の芝生広場になっていて、腰を下ろしてのんびりできるようになっています。天気がいい日は横浜港のおだやかな波間を眺めて過ごせる格好の場所です。この芝生広場は、横浜みなと博物館の屋上部分にあたります。
横浜港の歴史ゾーン
展示室は大きく分けて2つ。「横浜港の歴史ゾーン」と「横浜港の再発見ゾーン」です。
入館し、展示室のある地下に降りていくと、横浜港の歴史を7つの時代に分けて紹介する「横浜港の歴史ゾーン」に入ります。
まず目に飛び込んでくるのは、ペリーが来日して日本に開国を求めたころ。開港前後の横浜を表現した大きな海の模型です。ペリーの乗った船などが浮かび、関連情報を解説したパネルが模型の周囲を囲みます。この模型を見ただけでテンションが上がりますよ!
横浜港周辺が横浜村と呼ばれていたころの様子や、ペリーがやってきて開港、そして大さん橋の建設など、順を追って横浜港の歴史が紹介されています。分からないことがあれば、博物館内に常駐しているボランティアスタッフの方々に解説していただくこともできます。週末を中心に工作教室などが開催されているので、こちらも要チェックです。
横浜港の再発見ゾーン
「横浜港の再発見ゾーン」は、歴史から一歩進んで、大型のタッチパネルで学ぶ港のしくみや、築港・海運・港運、そして海で大活躍する船といった、港に関連するもののアカデミックな面を分かりやすく解説しています。
見学して思ったのは、とにかく立体展示が多いということ。こうした博物館は観光地に行けば必ずといっていいほどあります。来館する機会も多いでしょう。
とても貴重な資料だということがわかっているものの、特にお子さんは難しい資料が並んでいると、なかなか興味を持ってくれないということがありますよね。でも横浜みなと博物館は、白波を立てて横浜港を行きかった船や、ふ頭、さらに海上輸送に欠かせないコンテナの模型などが並んでいて分かりやすいし、見ていて楽しいのです。体感できる展示は、お子さんも十分に楽しめます。また、島国である日本が輸入品に頼っているという現状に触れながら、私たちが普段食べている食品における輸入品の割合などを示したキッチンもあり、TPPが注目される今、大人も興味を持って見学できる博物館だと感じました。
開港155年以上、その歴史を学んで
普段慣れ親しんでいるだけに、改めて横浜港の歴史を学ぶ機会は少ないはずです。 たまには真面目に(?)横浜港について学べる横浜みなと博物館のようなスポットに出向いて、しっかりお勉強してみるのもいいですね。
参 考
- 横浜みなと博物館
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電話:045-221-0280
開館時間:10:00~17:00(季節によって異なる)
休館日:月曜(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末、臨時休館日
入館料:一般600円、小・中学生・高校生300円、65歳以上400円