観光
2016.10.03
潮の満ち引きで横浜港を体感できる公園
横浜港周辺は、無数の観光スポットや名所が存在する一大エリア。なかでも今回おすすめしたいのは、潮の満ち引きで横浜港の雄大さを感じる「潮入りの池」です。
目の前に広がる横浜港をただ眺めるだけでなく、都会の日常では味わえない干満による水位の変化を感じられる名所をご紹介します。
ビッグアーティストのコンサートが開催されるパシフィコ横浜
潮入りの池は、パシフィコ横浜の屋外エリアにあります。
パシフィコ横浜は、世界最大級の国際会議場と展示ホール、それからホテルを有したコンベンション・センターです。“パシフィコ横浜”の名で親しまれていますが、正式名称は「横浜国際平和会議場」。パシフィコ横浜は通称です。“パシフィコ(Pacifico)”は「Pacific(太平洋)」と「Convention(代表者会議)」を組み合わせた造語で、コンベンション施設としてふさわしいスケールの大きな名前にと考えられたのだとか。
1944年に大ホールが落成した際には、こけら落としの公演をTHE ALFEEが務めました。THE ALFEEの他にも豪華なアーティストがたくさん。シンディ・ローパー、マルーン5、ボブ・ディラン、福山雅治から小田和正まで、国内外を問わず有名アーティストたちのコンサート会場としても活用されています。
そんなパシフィコ横浜は、半円形の特徴的なカタチをした横浜港のシンボル的な存在ですが、パシフィコ横浜の周辺には横浜港を臨むみなとみらい地区最大規模の緑地が広がり、多くの人々が広大な芝生で思い思いの時間を過ごす憩いの場にもなっています。
潮の満ち引きで水位が変わる潮入りの池
パシフィコ横浜の屋外エリアには、「臨港パーク」「国際交流ゾーン」「ぷかりさん橋」の3つのエリアがあり、それぞれに石畳・芝生・水辺と表情が違います。水と緑にあふれ、ゆったりとした空間なので家族連れには最適です。
特におすすめなのが、臨港パークの中にある「潮入り池」です。
潮入り池は横浜港とつながっているので、潮の満ち引きによって池の水位が変わります。池に渡された飛び石が水の中に沈んだ様子は、潮入り池の表情をがらりと変えます。潮入り池は現在、安全に配慮して中に入ることができなくなっていますが、横浜の数ある人気スポットの中でも、自然を感じられる子供の遊び場としては最適。都会ではなかなか体感できない干満による水位の変化を見ながら親子で話すだけで、ちょっとした理科の勉強にもなりますね。
急な雨や天候不良の際はレストハウスで休憩することもできるので、安心してお出かけできます。
横浜で自然とふれ合える絶好のスペース
美しく整備された横浜港でも、自然の摂理を体感できる潮入りの池。ほかにも横浜市風力発電所「ハマウィング」の測定器が設置されているので、発電量や風速などを調べたり、海越しにハマウィングを見たりして、親子でエコについて考えるきっかけにもなる楽しい場所です。
行楽シーズンを迎え、潮風も心地よい時。お弁当をもってピクニックを楽しむには絶好のタイミングなので、横浜港の満潮と干潮の時刻を調べて、ぜひ遊びに行ってみてください。