観光
2017.06.27
いい出会いが待っているかもしれない!?『良縁祭』に足を運んでみませんか?
良縁を待ち望んでいる方におすすめしたい横浜中華街で行われるお祭りと言えば、『良縁祭』と呼ばれるお店です。日本では七夕の日にあたる7月7日に行われるお祭です。良縁祭ではどんなことが行われているのでしょうか?
■良縁祭とは
中国の縁結びのお祭りとして、七夕に行われるお祭りです。縁結びの神様である「月下老人(ユエシャーラオレン)」が、本を持っています。その本には、結婚の運命が記されている本と言われています。なので、ベストパートナーに結び付く、「赤い糸」を授けてくれるとの言い伝えがあります。
■良縁祭のお参りの仕方
『良縁セット』と呼ばれる、お守りや、願い事を記すメッセージカードなどが入っているセットを購入します。このお祭りで祈願できるのは、良縁、開運、安産、交通安全、合格祈願、長寿、招財の7種類より選ぶことができます。こちらのセットに入っている、メッセージカードにご自身のお願いごとを書いて奉納しますので、準備しましょう。
鐘がなり始めると、拝神儀式の開始の合図です。数名の道士達が儀式を行います。
まず、水で場を清め、長めのお線香を手に媽祖廟の主神である媽祖様に、ゆっくり3度の具かいお辞儀をして、これを3回繰り返す、良縁祭の挨拶から始まります。媽祖廟に祀られているそれぞれの神様に礼拝をしていきます、最後に縁結びの神様である下老人様に礼拝をします。酒、果物、花などの供物をお供えすると、祈願者の名前を道士達が読み上げてくれて、良縁を祈願してくれます。
それが終わると、神様へ願い事の祈願の時にお供えする神のお金と言われている、金紙と、式が始まる前に願いを書いたメッセージカードのお焚き上げで祈念をします。終わりには、月下老人様の前で、月下老人様からの「お墨付き」をいただいた印を、道士様から魔法の粉を付けていただけます。最後には祈願が込められた記念品をいただけます。
■月下老人とは
月下老人とは故事の中の、続幽怪録の中に記されているお話の中に出てくる人物です。中国の長安のはずれに唐の時代韋固という青年がいました。月夜の晩に韋固が通りすがりの老人に将来結婚して伴侶になるであろう女性の予言をされたというお話があります。このことから男女の仲を取り持つ仲人などと言われているのが、月下老人です。
■中華惣菜の材料には良縁素材がふんだんに使われてるってホント!?
良縁祭で、良縁を祈願した後は、中華街でお腹を満たしたいですよね。横浜中華街では、テイクアウトメニューから、食べ放題、コースメニューなどが楽しめる飲食店が多く存在します。まずお店を選ぶのも迷ってしまいますが、せっかく中華街に訪れたのだから、美味しいものを味わいたいものです。
そこで、良縁に縁起の良い中華料理を味わってみましょう!
中華料理に使われている材料には、円が良いとされる食べ物がたくさんあります。例えば「海老チリ」ですが、この中に使われている「海老」には「長生き」という意味があります。また炒め物類に使用されている食材としては、縁起物の巻貝が入ったメニューがおすすめです。例えばタニシやサザエ、アワビなどの貝があります。
また、上下に開く貝などは、「ペア」と連想されるので、良縁の象徴とされています。例えばハマグリやホタテ貝、アサリなどがありますね。
この様に、中華料理には、縁起がいい食材や、良縁に適したと言われている食材がほうふに使われています。媽祖廟で良縁祭で、良縁を祈願した後には、さらに良縁のパワーをアップすべく、縁起の良い食材が使われてる中華料理を味わってから帰宅しましょう。良縁パワーも、こころも、お腹も満たせば、きっと良い縁に恵まれるのではないでしょうか?