知識
2017.06.29
横浜中華街でお祝いする『国慶節』とは
横浜中華街で行われているイベントの中で、『国慶節 こっけいせつ』というお祭りがあります。この国慶節とは中華人民共和国や台湾の祝日にあたります。今年も開催される国慶節について見どころをご紹介します。
■国慶節とは
国慶節、国慶日とも呼ばれているこの祝日は、10月1日を中華人民共和国では国慶節、10月10日を台湾では国慶日としています。この国慶節は、中華人民共和国設立を記念して、天安門広場で1949年10月1日に建国式典が初めて開催され、国の設立が宣言されたことから始まりました。中華人民共和国の人はこの日を、「十一 シィーイー」とも呼んでいます。このことから、中華人民共和国では10月1日を挟んだ1週間が連休の祝日になっています。
台湾では、武昌起義(ぶしょうきぎ)と言われる、武昌の地で勃発した兵士達の反乱の幕開けとなった1911年10日10日辛亥革命の始まりの日としており、この日が国慶日という祝日に定めています。
この様に、中華人民共和国と台湾ではそれぞれの記念を意味する日とし、国慶節や国慶日をお祝いしています。
■軍事パレード(閲兵式)
中華人民共和国では、国慶節をお祝いする行事の一環として、「軍事パレード」を行っていました。建国当時は10年間続けて行われていましたが、その後期間を開けて何度か行われています。国をあげてお祝いする日として、定められています。
■横浜中華街の慶祝パレード
横浜中華街では、軍事パレードの代わりに、横浜中華街をあげて「慶祝パレード」が行われます。このパレードでは伝統的な中国獅子舞が披露され、中国民族衣装を着た人々が中華街をグルリと一周しながらパレードが行われます。
■慶祝獅子舞(採青)
慶祝パレードに加えて時間を変えて行われるのは、「慶祝獅子舞」です。中国の伝統芸能である獅子5頭が、中華街を練り歩きます。また、決められたお店の前を通ると、福をもたらすと言われている舞を披露してくれます。この獅子舞は、横浜中華街の全域を練り歩く予定ですので、シャッターチャンスがたくさんあるので、ぜひSNS用の写真として素敵な1枚を撮影してみてはいかがでしょうか?
■横浜中華街で国慶節を楽しむ
横浜中華街では毎年、中華人民共和国の設立を祝う10月1日の国慶節には、祝賀パレードに加えて慶祝獅子舞が披露されています。2017年の今年は、中華人民共和国設立67周年の祝賀に加えて、中日国交正常化44周年を記念して行われる国慶節は、更に盛り上がること間違いありません。そこで、横浜中華街では国慶節を楽しむポイントをいくつかご紹介します。
・特別サービスを見逃すな!
国慶節にちなんで、横浜中華街の飲食店やお土産店などでは、お祝い特別サービスを行っています。各店舗によって異なりますので、ぜひ当日の楽しみのひとつとして、国慶節のお祝い特別サービスを利用してみてください。
・特別グッズを見逃すな!
毎年、国慶節を楽しんでもらうサービスとして、特別グッズの販売や、サービスとして特別グッズを配布しております。内容は年によって異なりますので、今年のグッズを楽しみに訪れてみましょう。
・飲食店ならではのスペシャルメニュー
中国のお祝いに欠かせないのは、隙間なくテーブルに置かれる美味しい中華料理と、美酒が必須です。大皿に盛りつけられた料理を、円卓を囲み、皆でシェアして食べるというのが中国流のお祝いの仕方です。国慶節のみの限定スペシャルメニューを用意しておりますので、ぜひ慶祝パレードや慶祝獅子舞見物を楽しまれた後は、各飲食店が用意する、国慶節スペシャル中華を心ゆくまでご堪能ください。
■まとめ
横浜中華街では中華人民共和国の設立をお祝いする、『国慶節』が毎年10月1日に盛大に開催されます。2017年の今年も、慶祝パレードや慶祝獅子舞の演舞に加えて、各飲食店やお土産店を始めとする物販店が、特別サービスや限定グッズをご用意してお待ちしています。今年の秋のお祭りは、横浜中華街の国慶節をお楽しみください。